いわゆる大手旅行社の取り扱い実績統計、毎度の月毎のそれですが、あの旅行社、あの旅行社、何だからそれって違うんじゃねいと思って毎度、観ていますが
日本では新型コロナ禍が、もう旅行と言う商材だけでの専従で旅行業を営む事は、無理になった事を教えてくれました
昔から在る電鉄会社、飲食業、近年出現した家電量販店、アミューズメント会社(娯楽施設の運営)、エンターテインメント会社(見せ物を企画演出公演)IT会社、ゲーム開発会社、等の親会社を持った異業種が傘下旅行代理店と一緒に成って色々な商売の仕掛けが出来ます
そのひとつが、外国人労働者の受け入れ手配です
日本での就労査証(ビザ)の手配、迎え入れる航空券の手配、親会社やその親会社が内在する子会社や関連会社への就労手配、等等
旅行代理店と協業する枝葉が一杯です
そこで、毎月旅行社所轄の役所から発表されます、主要旅行社(いわゆる大手旅行代理店)の旅行取扱状況です
繁忙期の2024年7月大手旅行社旅行取り扱い状況
いつも、B2B旅行社勤務時代に営業でお伺いしていた旅行代理店の取り扱い状況が気になって、自分が認識している特定の旅行社が同じ様なマーケットをターゲットに営業している同業他社との商い額を比較分析していますが
どう考えても、あの国内旅行手配が主な商いの旅行代理店が、海外旅行の取り扱いの数字が良いのです、そこで昨年末まで勤務されていた気になる旅行社のOBの方にお尋ねしました、そうしたら
大手旅行社OB:「えぇ海外旅行の取扱高がそんなに有る筈が無いですね!、国内旅行専門と言っていい旅行代理店でしたから、新型コロナ禍明けで、一気に業績がUPしたとも思えませんし!」
小生:「きっと急速に回復されたのでは?」
大手旅行社OB:「そんなの無理無理、コテコテの国内旅行社なんですから、多分ですよ日本に居る技能実習生の一時帰国も海外旅行の取扱高に含めているんじゃないでしょうかね!」「人材派遣事業の部隊も内在してましたから」
小生:「毎度の盛り盛り数字ですね」
OB:「そう思います、元々海外旅行の取扱高が超少ない旅行代理店ですから」「海外旅行って云えば、そうですが、正確には違いますよね」「旅行代理店のいつもの、数字にマジックテクニックですね」「それに、メディカルツーリズムと云うへの日本への旅行訴求ですね」「日本の高い水準の医療機関でガン検診などの健康診断を受けさせて、その結果待ちの間に観光ツアーに案内する旅行です」「これも盛り盛り数字になりますね」
小生には今尚、現場の主戦場で戦っている70歳代の旅行代理店経営者や戦ってこられた70歳〜果ては90歳近い業界の大先輩がいますので、心強く本当の旅行業界の事が発信できます、有り難い限りです、
村松社長
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