表舞台では民主主義を謳っている国でも、実際上は軍が裏で本当の国政の実権を握っている国は多く存在しています、特にアジア地域やアフリカ、中南米では殆どの国がそうだと言って言い過ぎではありません、アジアではその典型がタイとフィリピンでしょう、

しかしタイはプミポン国王が、軍がでばり、国が強権的な方向に向かう際には必ず、軍を諌めて、過去には何度も大事に至りませんでしたが、国民誰もが敬愛するその国王は、もう亡くなられて今はいませんね、

隣国カンボジアとの国境紛争をめぐり、カンボジアのカウンターパトナーである筈の「フン・マネット首相」を超えてその親父フン・セン前首相にタイ軍高官を、あからさまに批判した電話音声が流出した事での、

タイ国としての弱腰外交対応への不信感から職務停止を命じられたタイ前首相タクシンの娘(次女)のペートンタン現首相、

そもそも親父タクシン前首相は、軍と折り合いが元々悪いので、その娘が首相の今の政権は、今回の事で味噌がつきダメになるんでしょうねぇ

韓国同様に、タイもなんだか、政権が揺らいで来た感です、

 

タイ国軍を批判する首相の失職を命じる、タイ憲法裁判所

タイの憲法裁判所は1日、同国軍を批判する発言を巡りペートンタン首相の失職を求める請願を受理し、判決言い渡しまでの期間、首相の職務停止を命じた。
問題となったのは、ペートンタン氏が国境問題で対立するカンボジアの事実上の最高権力者であるフン・セン氏と行った6月15日の電話会談。
会談内容が流出し、ペートンタン氏がフン・セン氏にへりくだった態度を取り、タイ軍高官を批判したことが判明し、
政界、国民から反発の声が上がった。ペートンタン氏は、自身の発言を謝罪し、交渉戦術だったと釈明していた。 もっと見る
上院議員36人が同氏の首相失職請願を憲法裁に提出。憲法裁は「請願を検討し、この事案を審理対象として受理する」と表明した。
ペートンタン氏は15日間の申し立て期間が与えられる。
スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相が首相職を代行する。
軍が強い影響力を持つタイで、軍司令官を批判することはご法度。国民の反発も強い。
ペートンタン氏は、タイで史上最年少の首相に昨年8月に就任した。しかし政治の素人である同氏はさまざまな試練に直面。経済の立て直しも思うように進められず支持率は低下。前週末発表の世論調査では、3月に30.9%だった支持率が9.2%にまで落ち込んだ。
今回の問題でペートンタン氏の苦境はより深刻になった。すでに「タイの誇り党」が連立政権から離脱。議会は近く不信任決議を審議・採決する見通しだ。

 

インドの英語放送メディアWION(ウィオン)World Is One Newsが映像でその混乱を伝えています

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村松社長

旅行産業界に身を置いてはや46年。シンガポール航空社の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業して以来2026年2月には早くも30年を迎えます。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵さん・神社お詣り、銭湯巡り、落語鑑賞、映画鑑賞。