エンデミックに向け指標、新型コロナ出口戦略、インドネシア保健省
インドネシア国内でオミクロン株による新型コロナウイルス感染者の減少傾向が続いている。
1日当たりの新規感染者数は4千~1万人台で推移。
この中で保健省はパンデミック(世界的大流行)から、一定地域で繰り返し発生するエンデミック(風土病)に抜け出すための指標を発表。政府は出口戦略の策定に舵を切り始めたようだ。地元メディアが報じた。
エンデミックに向けた指標について、保健省の感染予防・管理局、シティ・ナディア・タルミジ局長は新型コロナの伝染速度低下、検査による陽性率が5%未満、病床使用率が5%未満、死者数の減少、規制が最も緩い緊急活動制限レベル1の適用、国民の70%が新型コロナのワクチン接種完了などとしている。
また、シティ氏は同条件を6カ月など長期的に維持する必要があると発言。条件達成まで道のりは長く、「政府は慌ててエンデミックへと評価を下げない」とくぎを刺す。
保健省によると、21日時点で1回目の接種を終えたのは国内で1億9480万9661人(政府目標の93・54%)、2回目は1億5442万3722人(同74・15%)。
病床使用率は20日時点でジョクジャカルタ24%、西ジャワ18%、ジャカルタ16%、中部ジャワ14%、東ジャワ11%、バリ5%となっている。
エンデミックとするのは時期尚早だが、新型コロナと共存する社会体制の構築が視野に入ってきた。
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村松社長
旅行産業界に身を置いてはや42年。シンガポール航空の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業し2021年2月に25年を迎ました。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵様・神社お詣り、銭湯巡り、映画鑑賞。

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