今年も残すところ1ヶ月ですが、今年の日本人の海外旅行者数は1200万人強くらいでしょうか?

去年2023年は960万人強、詳しい統計数字は ➡︎ここ

新型コロナ禍前2019年(令和元年)の日本人の海外への旅行者数は2000万人ですから、まだ半分強!!

半分強の1200万人でも、そのうち旅行代理店を介して海外旅行に行った日本人旅行者数はどうなんでしょうか

毎月の大手旅行社のパックツアーで旅行した旅行者数ですが惨憺たる状況です、未だに統計では2024年は2019年の2割〜3割ですから

旅行代理店離れは、奇しくも新型コロナ禍での色々なデジタル化が進んだから

旅行社を利用しない人達は、新型コロナ禍で更に磨きが掛かった電子取引の発達で、簡易に旅行素材の調達をそれも専従旅行社経由でなく、航空会社から直接や旅行先の送迎車配車サービスもそのサイトで予約、ホテルも直接ホテルへ予約、体験したい各種アクティビティもその素材を提供している先へ直接予約と

しかし、コテコテのアナログ対応の中国ビザ取得業務、旅行代理店の出番が来ました

ビザ不要ニュースが流れた先週末が明けた今週、現金なもので、小規模零細旅行社は、持ち前のその懇切丁寧なヒューマンタッチ対応で、ビザ取得への詳細な情報が売りで、依頼先企業法人も、ビザと航空便手配、更にはホテル手配、それが収益の柱だったんですが、そのビザがノービザとなった途端、

『航空券、ホテル手配は自分でします』なるメールがたくさん舞い込んで来ていると旧知のベテラン社長から、『あんたとこどう?』、「小社も同じです」と、お互いそんな悲しい情報交換を月曜から毎日しています

ベテラン社長の旅行代理店は皆さん、今までお世話になって来た法人だから、なんとかお手伝いさせて貰いたいとこの5年近くなるビザ取得での顧客の中国訪問、どうしても出張しなければならない、そんな顧客の想いの実現の為に、手間暇を掛けてお世話したのですが、

ビザ取得義務が無くなりその面倒な改変多い作業が無くなった途端、お払い箱とは、あまりにも、情がない無情の世の中になってしまいました

 

出国者数出入国在留管理庁情報から➡︎ここ

 

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村松社長

旅行産業界に身を置いてはや45年。シンガポール航空社の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業して以来早くも28年目に入りました。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵さん・神社お詣り、銭湯巡り、映画鑑賞。