最近インバウンド客の来訪によって日本のGDPを飛躍的に押し上げるかの様な報道が多く見受けられますが、その効果はほんの僅かです、観光公害との対比を考えれば、インバウンド客が多くなり過ぎる弊害の方が多く、特定の国からの来訪者が多いとそれらの消費動向に日本の観光業者は一喜一憂する事になります

インバウンド客での潤う旅行産業で国の多くの収入を得るのは、先進国でなく後進国です、観光立国と褒めそやし、何かと話題に出るフランス国ですが、言わずと知れた同国は農業国で、その農業での生み出す産物は、EU最大で同国はEU最大の農業国です、国土の半分が農地との認識ですが、国のGDPの大半は農業生産物のお陰です

日本はインバウンド需要を更に推し進めて、5年後の2030年には、今年2025年の4000万人から6000万人にする国の方針「観光立国推進計画・第4次」が在りますが小生は反対です、これ以上の観光公害(いわゆる、オーバーツーリズム)に見舞われるのが、どうにもこうにも、居た堪れません

さて▼こんな報道を目にしましたが、いかにも日本は日本人より旅行での国内消費約22兆円(インバウンド消費5兆円)で十分ではないでしょうか

 

中国から日本への渡航自粛、消費額1,8兆円減の試算も、GDPマイナスの日本経済に打撃

 

 

日本国のGDPの大半を占める、支えるのは、自動車産業や先端産業やこれから担う事になる防衛産業です、いわゆる「物づくり」の産業です

 

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村松社長

旅行産業界に身を置いてはや46年。シンガポール航空社の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業して以来2026年2月には早くも30年を迎えます。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵さん・神社お詣り、銭湯巡り、落語鑑賞、映画鑑賞。