中堅旅行代理店に電話が(コロナ禍前には大阪支店に傘下の関連会社も含めて数十名在職でしたが、現在は2名で内1名は自宅にてリモート対応)

メーカー系社長「電話出んなぁー、どうなってるんや」

「潰れたかぁー、鳴らし続けたろ」

メーカー系社長「電話なかなかでんねぇー、〇〇君お願い」

旅行代理店課員「昨年退職致しました」

メーカー系社長「じゃ△△君は」

旅行代理店課員「今春退職致しました」

メーカー系社長「んん□□課長さんは」

旅行代理店課員「先月退職致しました」

メーカー系社長「んんん、じゃ君でええわ」

「2019年にプロジェクトで何度も出張している」

「設計部の◇◇がハンガリー出張で行っていた、なんちゅう都市だったかなぁ〜来月やっとこさ行かせるんやど、引き継ぎしてその場所への航空便手配知っているよね」

旅行代理店課員「・・・・」「すみません、承知しておりませので一から教えて頂けないでしょうか」

メーカー系社長「もう、ええわ」

全く前任者は顧客さんの引き継ぎなどしていない退職旅行代理店課員、そりゃそうですよね理不尽な整理解雇に等しい辞めさせられ方をしていますので、そんなのするわけもなく(爆笑

 

 

【今度は或る小規模な温泉旅館での遣り取りです】

老夫婦「久しぶりですわ、お世話になります」

上り框で仲居が「ご夕食のお飲みもん、何になさいますか」

老夫婦「えぇ〜、こんな玄関先で、あんた部屋に先ずは入ってからと違いますのん、それは」

仲居「・・・・」

 

 

【今度は大規模旅館での営業会話です】

旅行代理店課員「緊急事態宣言も解除されたんで10月末に125名の団体なんですけど」

大規模旅館「申し訳ないです、受け入れられないです」

旅行代理店課員「なんでですのん」

大規模旅館「それだけの団体さんをお世話させて頂く従業員が今はいないんです」「25名さんなら御請けできますが」

旅行代理店課員「えぇ〜」

 

コロナ禍で旅行産業界はズタズタで、お客様への対応に熟れた人がもういないんです

 

 

 

 

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村松社長

旅行産業界に身を置いてはや45年。シンガポール航空社の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業して以来早くも28年目に入りました。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵さん・神社お詣り、銭湯巡り、映画鑑賞。