【共同運航】や【コードシェアー便】といった表示が空港や時刻表などに近頃、頻繁に出て来ますが
「これっていったい何?」と疑問をお持ちでは?!
国際線の運航は国どうしの交渉で行なわれます、相互の国でお互い有利に成る様に、国同士の力関係で便数や座席数が決められます。(これも外交の一種です)
近年多くなって来ておりますコードシェアー便と呼ばれる運航方式は
●既に運航している機材・乗務員を使って運航が出来る為、運航経費が軽減できます。
●それにより簡易に便数を増やす事が出来ますので、同じ行き先に違う航空会社が2社運航していると4通りで座席が販売できますから、営業としては楽に集客が出来ます利点があります。
結論〓機材は外国の航空会社でも日系の航空会社での共同運航便で予約・航空券を購入されれば、万が一の補償は日本航空や全日空から支払われます!
但し、現状では共同運航便での墜落事故での補償判例がありませんので実際は外国航空会社便が墜落して日航側で航空券を購入していた場合でも日航の青天井の補償額を受け取れるかは疑問です!!!
●日系の航空会社の機材・乗務員での運航便で有りながら、共同運航側の海外の航空会社の航空券として購入されますと、その航空会社の運送約款の適応となりますので不測の事態での補償が問題となります。(つまり飛行機は日航なのに外国航空会社の補償に)
●日系の航空会社では、世界の航空会社に先駆けて補償額の上限を撤廃しておりますが外国航空会社では、まだまだ各種補償額が少ないのが現状です。
●マイルの積算条件については,共同運航便ではマイルが積算できない場合や積算率が少ない等の留意が必要です。
豆知識
◆共同運航便(〓joint-operation-flights)
互いの関係は〓対等で運送権は双方で持っているので、その路線に単独運航が出来ます。
座席配分は半分ずつ双方で販売可能が原則(但し、航空交渉上その限りで無い場合も)
乗務員は主運送する側の乗務員(但し、日本発着便はお客様への利便性など「=言葉の問題」から従側の航空会社が運送する場合でも日本人客室乗務員を搭乗させる場合もあります
◆共同運送便(〓code-sharing–flights)⇒*現行の共同運航便と言っていますのは殆どこちらの事
互いの関係は〓主従で、運送権は〓既に運送権を持っている側(〓主)に業務提携を結んで席を分けてもらう形なので従は単独で運航したくても出来ない(〓米国内線でJL便と運航している便がそれ、また日本国内「成田⇔伊丹」で外資系便として運航している便もそれです)座席配分は従が少ない
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村松社長
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