旅行業はその総数の60%〜70%が中小零細企業ですので、潤沢な運用資金を親会社や銀行から借り入れての様な手法での商いは限られた大手旅行社だけです
ですから現金を多額に寝かして置くことは出来ません、自転車操業の体の商いを遣っている会社は多いです、重ねて商材の仕入れは全て現金(先払い)と言っても過言じゃないですので、手元に現金を持っておきたいです
『てるみくらぶ』社長逮捕で振り返るメチャクチャ破産劇のてんまつ
↑この事件は未だたった5年前コロナ禍が始まる3年前なんですね
【営業保証金の概要】から
例えば、年間の商いの取扱高が400万円未満の旅行代理店では
お上に供託金を納めなくてなりません
第1種旅行業(国内外の旅行の自らで主催・販売が出来る旅行社)
供託金は7000万円
^^^^^
第2種旅行業(国内旅行を自らで主催・販売が出来る旅行社)
供託金は1100万円
^^^^^
第3種旅行業(国内外の旅行の手配しか出来なり旅行社)
供託金は300万円
これは廃業するまで、運転資金として遣え無いので死金と呼ばれています
観光庁資料から
商いの利益の割に、不可抗力でのリスクが多く、多額の立て替え金が必要な商売です
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村松社長
旅行産業界に身を置いてはや42年。シンガポール航空の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業し2021年2月に25年を迎ました。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵様・神社お詣り、銭湯巡り、映画鑑賞。

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